ジョン・L・ホランドの六角形モデルを徹底解説!~キャリアコンサルタント増産計画
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ホランド
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なんか細かそうな人だね
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ホランドは要チェック!
この人は人の性格を120通りに細分化した人だから
こまかいって印象で大丈夫だよ!
というのもホランドが開発したVPI職業興味検査は今でも有効なツールとして活用されているから。
パーソンズの一般職業適性検査(GATB)しかりホランドのVPI職業興味検査しかり
今でも活発に生きている理論を提唱した人物は重要度が高いですね。
画像は白黒ですが、実は2008年まで生きていました!
暗記すべきはコレ
・六角形モデル(RIASEC)
・スリーレターコード
・職業分類辞典(DOT)
・VPI職業興味検査
六角形モデル(RIASEC)
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引用:みんなのビジネス
人の性格と職業を6つのタイプに分けました。
その頭文字をとってRIASEC
・現実的(Realistic) 物・道具・機械・動物など 明確で秩序だった操作を好む
組み立てや修理やプログラミングなどのイメージです
・研究的(Investigative)物理学・生物学・文化的現象など 抽象的・創造的な研究を好む
科学や医学分野など好奇心が強く学者肌
・芸術的(Artistic) 芸術的作品の創造を好む
あいまいで自由で体系化されていない活動が好き
・社会的(Social) 情報伝達、訓練・教育などをこのむ
他人に影響を与えられるような仕事。キャリコンもこれですね
・企業的(Enterprising)組織の利益などを目的として他人に影響を与えることを好む
リーダーシップを発揮する人や野心的な人の傾向です
・慣習的(Conventional)情報を秩序立てて整理する行動を好む
簿記や経理・計算などを好むタイプです
英語が出来る人はそのままRIASECで覚えて頭文字から連想すればいいと思います!
ただ私は「ゲンケンげいしゃきかん」って覚えました。意味不明ですが声に出すと意外とリズム感が良いです!
さて6角形モデルを利用して実際にパーソナリティを表現したのがスリーレターコードです。
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えっ人の性格って6種類しかいないの?
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うん、そんなわけないよね
その問題を解決するのがスリーレターコードなんだ
スリーレターコード
人間は6つのタイプに分かれるってちょっと乱暴ですよね。
現実的だけど芸術的でもある人もいるわけです。
そんな声が上がったからなのかはわかりませんが、
6つの分類の中から3つを使って性格を表したスリーレターコードを生み出します。
6つから3つを選ぶので全部で120パターン。
より正確に性格がわかります。
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なるほど!120パターンあるならだいぶ詳しく分析できそう!
例えばRIC(現実―研究―慣習)など。
そして6つの分類はそれぞれ独立しているわけではありません。
もう一度、図を見ると
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引用:みんなのビジネス
六角形の上で距離が近いほど関連性が高い、距離が遠いほど関連性が低くなっています。
例えば慣習的と芸術的
情報を秩序立てて整理するタイプと、体系化されていない自由を愛するタイプ
確かに正反対なタイプですね。
スリーレターコードの結果を解釈するのに一貫性と分化という観点が使われます。
一貫性と分化
一貫性 六角形上で距離が近いほど(隣)心理的類似性が高く一貫性がある。
逆に離れているほど(対極)一貫性がない
分化 特定のタイプの数値が高く、他のタイプの数値が低い状態を分化という。
すべてが値が高い、逆にすべての値が低い状態のことを未分化という。
たとえば上で例に挙げた慣習的・芸術的がスリーレターコードに入っていたら一貫性がないということになります。
またのちに紹介するVPIなどのツールを使って表された数値がどれも同じような点数であれば未分化。
例えば芸術だけとびぬけて高いなどの状態を文化と呼びます。
職業分類辞典(DOT)
職業の種類が書かれた時点だと思ってもらえれば大丈夫です
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イメージこんな感じです!
個人の適性を分類しました!職業の一覧もできました!
職業分類辞典はスリーレターコードに対応しているので自分のスリーレターコードと
職業分類辞典をマッチングさせれば適切な職業がわかります。
とはいうものの、人間には性格以外にも「やりたいこと」ってありますよね?
興味を持っている職業がなにかを図るのが
VPI(職業興味検査)です。
VPI(職業興味検査)
ホランドの理論の集大成としてマッチングをさせるツールまで開発しました。
VPIは160の職業についての興味の有無を回答するものです。
回答した結果として六角形の6つのパーソナリティタイプと5つの傾向尺度によって示されます。
職業興味領域は六角形のまんまで
「現実的」「研究的」「芸術的」「社会的」「企業的」「慣習的」
傾向尺度は
・自己統制尺度 自分の衝動・考えをどの程度統制しているか
・男性女性傾向尺度 性別にどの程度こだわっているか
・地位志向尺度 地位や名声をどの程度重視するか
・稀有反応尺度 常識にとらわれない見方がどの程度できるか
・黙従反応尺度 幅広い職業にどの程度関心をもっているか
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いろんなツールがあるんだね、、、
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うん!今度まとめて紹介するね!
VPIについてはのちの章にてツールとして再度ご紹介します。
とここまでが覚えるべきところ。補足も読んで流れを確認しましょう!
覚えるところが長くなってしまいましたが、
まとめ
「性格を六個に分類したんだー」
「でも全部の人を六個に当てはめるのは乱暴すぎるから3つの組み合わせを作ろう」
「せっかく性格を分類したんだから職業とマッチングさせなきゃね」
「自分一人でもできるように自分の性格を知るツールが必要だな」
ってな流れです。
マッチングをさせるという点においてパーソンズと似ていますが、ホランドは人と環境の双方を類型化しました。
また、人と環境の相互作用によってパーソナリティは変わるとも考えている点もパーソンズとは異なります。
ホランドも研究者でありカウンセラーとして活躍していた人物です。
そしてその影響を受けて次のプレディガーの理論が出ます
この記事の監修者
![監修者画像](https://make-career.co.jp/wp-content/uploads/2023/05/hyogo-1.jpg)
キャリアコンサルタント
兵庫 直樹
国家資格キャリアコンサルタント。大手外資系ホテル勤務を経て、15年に亘り、マネジメント業務に従事。 その中で人材関連に興味を持ち、キャリアコンサルタントを取得し人材業界へ。その後、持ち前のコミュニケーション能力と資格を生かし、ハローワークにて就業支援に従事してきた異例の経歴!