離職期間(ブランク)は転職で不利?面接や書類選考で落ちないための選考テクニックを大公開!

選考

離職期間があいてしまった時、面接では必ず
「この期間は何をしていたのですか?」
と聞かれるでしょう。

さてなんて答えますか?
この回答次第で、離職期間の過ごし方次第でブランクもむしろ好材料に変換できるのです!

社会人にとって在職中に長い休みなんて取れません。
でも!仕事ばっかりじゃ人生つまらない!
長い時間かけて趣味に没頭してもいいじゃないですか!
しっかり時間確保して勉強してもいいじゃないですか!
遊びに行っても、留学してもいいじゃないですか!

定年まで待てと言うのですか?

人生をみつけるためには、人生を浪費しなければならない

アン・モロー・リンドバーグ

私はそんな社会人の味方です!
ブランク期間をモノともしない転職テクニックを伝授します。

離職期間(ブランク)があると転職に不利になる?

はい、不利になります。
というのも多くの人は転職活動を開始して3カ月以内には次の会社に決まっているのです。

Q:転職を考えてから、実際に他の企業に入社するまでどのくらいの期間がかかりましたか。

3カ月未満40.3%
3カ月以上~半年未満32.9%
半年以上26.8%
引用:ビズリーチ

つまり退職してから1カ月~2か月後にはすでに書類選考・面接に動き始めているのです。

一般にブランクとみなされるのは3~6カ月以上空いた時です。
そしてブランクが長く続くほどドンドン不利になっていきます。

ですが!そもそも社会人にとってまとまった長い休みを取れることなんて辞めた後くらいしかないのです!
海外ではリカレント教育が当たり前で、仕事辞めて大学に入る人もいるくらい。
(リカレント教育について詳しくはこちら

日本ではリカレント教育はまだ浸透していません。
ですが、人事担当であれば知っているはずです。
そして、学び直す大切さもわかっているはず。

ではなぜブランク期間は転職に不利になるのでしょうか?

採用側が空白期間の長い人を嫌煙するわけとは

志望している業界にもよりますが、一般的に空白期間が長いと不利になるでしょう。
例えばシステムエンジニアなどIT業界で働く人は数カ月のブランクを気にします。
というのも業界の変化が激しく、新しいやり方や常識に慣れていないという判断になるからです。

一方で介護や運送業などやり方が大きく変化しない業種や人手不足の業種であればそこまで問題になりません。

そして、この企業側が懸念している理由を知ることはとても大切です。
面接ではこれらの懸念を晴らすために質問をしてくるからです。
面接の質問にはそれぞれ必ず意図があります。
先方の質問の意図を正しく理解して、求める最適な答えを伝えることが内定への必要条件です。
こちらのサイトも参照ください。
面接での意外なNG理由5選 ~直接求職者には伝えられない?採用の裏側
初めての転職面接~マナーや対策ポイントを押さえて一発内定

仕事に取り組む意欲

「そもそも働く意欲がないのは?」
「働くことへのモチベ―ションが切れてるんじゃない?」

などを気にします。

そりゃー企業からしてみたら
「猛烈に働きたい!」
「早く自分の経験を新しい環境で活かしたい!」
っていう人の方が受けはいいでしょう。
志望動機でアピールしていく事は大切です。
参考:志望動機(志望理由)完全攻略!書き方と面接での伝え方を覚えて一発内定!

ビジネススキルや勘の鈍化

スキルや勘は鈍っていないかい?

前述のように特にIT業界では変化のスピードが速く、第一線で働き続けなければスキルは衰えていくばかりです。
また前職で活躍していた人でも危ういです。
前職で活躍できていたのはスキルはもちろんですが、経験や勘といったその場の判断能力によるところも大きいでしょう。
その勘は現場でのみ養われます。

前回の記事でご紹介していますが「ストリートスマート」という賢さがビジネスには求められます。
勉強ができる賢さではなく、その場その場で適切な判断を下せる能力です。
確かに会社から離れると衰えるでしょう。

社会復帰が可能なのか

社会人生活に戻れるのかい?

夏休みやゴールデンウィーク、年末年始などの長期休暇の後はなかなか仕事モードに切り替えられないですよね?
ましてや3カ月を超えるブランクだと仕事モードへの切り替えがより一層困難です。

新卒の学生の離職率は非常に高いことで有名ですが、それはこの切り替えも一種の原因でしょう。
長く働かないことで、仕事モードへの切り替えができずに早期離職してしまうことを恐れています。

書類選考での必須テクニック

では、ここからはそんなブランク期間を乗り越えるためのテクニックをご紹介いたします!
身に着ければ、ブランクがあっても採用される人材になるでしょう!

そもそも書類選考が通過しなければ、面接にいけません。
面接に行けなければブランク中にスキルを身に着けてきたとしてもアピールできません。

まずは書類選考です!

転職エージェントに推薦文を書いてもらう

「ブランクの期間に何をしていたのか」
ココが一番重要ポイントです。
しかし、それを職務経歴書で伝えることは難しいでしょう。

そこで転職エージェントを活用して、エージェントに「推薦文」を書いてもらいましょう!
長期間のブランクがむしろ次の仕事に有利になるとエージェントに伝え、書いてもらうのです。
職務経歴書に記載できる内容は限られていますが、エージェントの書く推薦文は自由です。
あなたに代わり、あなたのことを客観的にアピールしてくれるので使わない手はありません。
2021年3月更新失敗しない!紹介会社・転職エージェントの選び方
人材紹介会社での相談内容と回答ベスト3 紹介会社に行く前に見てください!

ブランクをどうやって有利にしていくのかは次の面接の所でシチュエーション別に解説します!

自己PR欄に記載する

転職エージェントの推薦文が無い時に自己PR欄を設けて記載するのが良いでしょう。
個々でのポイントは書類提出企業ごとに自己PRを変化させることです。
具体的に何をやっていてどんなスキルを得たのかをアピールしましょう!

例えば、私の場合は

例えば、私は前職の人材紹介会社を退職してから約7カ月間無職でした。
失業手当を最大限までもらってやろうと考えていたズルい人間です、、、
その間に行っていたことは、
・勉強
・クラウドワークスで単発の仕事
・紹介を通じて得たコンサルティングの仕事

だけではなく、、、、
・好きな漫画を読破
・毎日映画を2本
・遠出してぼんやり

などなど色々やっていました。

さて、その経験は何に役に立つのでしょうか。
営業職であれば
「会社の後ろ盾無しで自分の力で仕事を勝ち取ることに挑戦してスキルを磨いた。」
なんてのも良いでしょう。
人事であれば
「正社員だけでなく業務委託の人たちが集まる環境で仕事をして視野を広げた」

業界ごとにも
読書や企業研究を重ねて、必要な知識を前もって集めた。
資格を取得した。
なんてこともアピールできるでしょう!

参考:転職での自己PR必勝法!履歴書への書き方から面接での伝え方まで全て網羅(例文付き)

活かせるスキル欄に新たなスキルを詳細に書く

上記の自己PRはもちろん大事ですが、もっと具体的なスキル内容が欲しいところです。
PRしただけではダメで、
「その経験をしたから何?」
「結局何ができるようになったの?」
「それはどうやって仕事に活かせるの?」

まで書かなければいけません。

そこでスキル欄を設けましょう。
上記のように自分で仕事を取ってきたのであれば新規開拓営業スキルでしょう。
また、複数のクライアントの仕事をやっていたのであれば適応能力、順応性

ここで読書や勉強をしただけで何も行動をしていない場合はどうでしょう。
「業界への知識」それはスキルではありません。
例えばプログラミングの勉強をしたら、プログラミングスキルのほかに
論理的思考能力が身に就くでしょう。

また知らないことを吸収することで、クリティカルシンキングが可能になっていることもあります。
そのほか、言葉力や図解力が高まっていることもあります。
どんな本を読んだのか、何を勉強したかによって得られるスキルは変わってくるのです。

旅行に行ってただけなんだけど、、、

親の介護で、、、

出産で、、、

など人によってブランクの理由は異なりますがご安心ください。
必ず何かしらの経験をして学んで仕事に活かせることがあるはずです!
シチュエーション別の対策は面接の項目を参考にしてください!

またスキルを言語化したい場合はこちらのサイトがお勧めです
各職種ごとに必要なスキルがわかるためにやるべきことアピールすべきことがわかるでしょう。
厚生労働省 キャリアマップ、職業能力評価シート

面接での必須テクニック

さて書類が通過したところでいよいよ面接です!
ウソはついてはいけません。ただ、伝え方に工夫をする必要があります。

ここで企業が確認したい点は
「働く意欲が低いのではないか?」
「ビジネスの感覚が鈍っていないか?」
「社会復帰が可能なのか?長続きするのか?」
「計画性がないのでは?」

以上の懸念点を払しょくするように対策をしましょう!

なぜ離職期間が長いのか明確に

前職を離職されてからブランクがありますが
何か特別な理由がありますか?

どう答えますか?一番のNGはただ何も目的も持たずに遊んでいた、ふらふらしていたと思われることです。
「業務に関するスキルやビジネス勘を鈍らせないための取り組みをしていた」
としっかり伝えましょう!

たとえば留学や資格取得で勉強をしていたのであれば全く問題はありません。
しかし、それにもどんな目的でなんの勉強をしていたのかをはっきり伝えます。
なぜ留学したのか?
・何で?それがどう役に立つの?

そこまでしっかり明確にして臨みましょう。

充実した時間を送っていたと伝える

計画性も無く、ただ時間を無為にしていただけなのでは?

一番NGなのは「なんとなく時間が過ぎてしまった」と思われることです。
失業期間中であっても自分自身の意思で主体的に行動していた様子がプラス評価につながります。
そして、怠惰な生活を送っているのであれば今から改めましょう!
「いつでも働けます!」
そんな状態で面接を受ける準備をしていくのが良いでしょう。

たとえ、個人的な事情(旅行や介護など)であっても、明確な目標をもって充実させていた必要があります。
旅行であっても
・何を目的として
・旅行先で何を学んで
・どう過ごしていたのか

など

面接官は一緒に働きたい人を採用するためにいます。
仕事一辺倒の人間よりも、さまざまな引き出し経験があり一緒に働きたい人を選ぶでしょう。
そのため決して旅行やリフレッシュはマイナスではありません。
一番ダメなのはダラダラと無意味な時間を過ごしていたと思われることです

得られたスキルや知識を整理する

職務経歴書にて記入したスキル内容を伝えます。
そして面接ではそのスキルをなぜ得ようと思ったのか、どう役に立つのかを伝えましょう!
空白期間が無駄ではなかったと伝われば企業からの印象も良くなります。

参考:【一発内定】面接での長所短所の答え方はこれで完璧~一覧や職種別別の例文付き
これからの時代に必要なスキルとは?一生食っていけるスキル4選と仕事を大公開!

ブランクの理由別

さて、ここまでは基本的な内容をお伝えしましたが、人それぞれブランクの理由は異なるでしょう。
理由別にサンプル回答と対策をご用意したので是非参考にしてください。

家庭の事情(介護、結婚、出産)

出産とか介護でもやっぱり不利になるの?

出産も介護も立派な経験です!
あなたを価値ある人に差別化する要因になってくるでしょう。

家庭の事情で已むおえない事情の場合もあるでしょう。
その際に大切なことは、
今現在はすでに解決しており仕事に復帰する環境が整っていること
をしっかり伝えることです。

已むおえない事情なのでブランクは理解してもらえますが、
不安なのは
・再度同じような状況にならないのか
・早期で退職しないか
・社会復帰が出来るのか。

この点を面接官は知りたがります。

そのため万全の体制で全力で仕事に打ち込む意思を示すことが大切です。

でも、スキル的にブランクがあるってことは事実だよね、、、

また、家庭の事情とはいえ時間の余裕は普段よりある方も多いのではないでしょうか?
そのため、介護の合間を縫って資格取得の勉強をしていた、次の企業に役立つスキルを研鑽していた
などプラスαで説明することがあればベストです!

資格取得に関しては、必ずしも合格して無くても構いません。
目的をもって勉強していた事実を作り、入社後も引き続き勉強して資格取得を目指す。
と伝えるだけでも印象は良くなります。

転職活動

ブランク空けたくないけど、次の仕事がなかなか見つからないよ

自分は働きたくても転職活動に苦戦してしまうこともあるでしょう。
ですが、転職する人のなかには在職中に転職活動を行い、退職後すぐに入社をできる用意をしている人もいます。
企業が気になるのは
「この人はなぜどこの会社にも受からないのだろうか?」
「次の仕事のことを何も考えずに退職したのか?計画性がない人なのかな」
「本人が内定条件にこだわりすぎているのでは?」

そして離職後に転職活動を始めたとしても、多くの人は3カ月以内で次の会社に入社します。
ここで重要なのは、
「どうして決まらなかったのか」です。
希望する条件を高望みしすぎていないか。
内定をもらえなかったのであれば何が原因だったのか。
そこを改善するべくどういう行動をとったのか。

ここまで具体的にすることが大切です。

そうした客観的な分析を行い空白期間で自分の新しい可能性を見つけたことは一つのアピールポイントになります。
「自分のスキルの棚卸を徹底的に行い、業界研究を重ねてきました。」


そして、受ける会社が数多く選考に進んできた会社のなかの一つではないことをしっかり伝えましょう。
「条件が合えばどこの会社でもいいんでしょ?」
って思われたら内定は出ません。

回答例

「正直、転職活動では多くの会社を受けてきました。
そのなかで結果が伴わず、再度自分のスキルやキャリアを徹底的に見つめ直す時間を取りました。
徹底的に自分を考えたうえで、御社に惹かれています。

今までのスキルを存分に活かして貢献していきたいと考えています!」
という姿勢は大切です。


また内定条件が合わなくて入社を見送ったことは言わない方がベターです。
というのもその合わないと感じた内定条件は今現状のあなたの価値だから。
「給料は結果を出して勝ち取ります!」という姿勢を見せることも大切です。

資格取得・留学

資格取得のためにブランクがあいているというのは納得度が高い回答です。
ですが、ここにも目的が必要です。
なぜ資格取得を目指したのか?
・その資格はどう生かせるのか?
・将来的なキャリアにどう役に立つのか?

留学でも同様です。
英語を学んで何をやりたいのか?
どうゆう仕事に活かせるのか?

そこまでしっかりと意味を持たせましょう。

では資格試験に落ちてしまった場合はどうでしょうか。
これも学んだ知識が活かせるのであれば評価はプラスになることもあります。
そして仕事についてからでも勉強を続けて必ず資格を取ることを伝えましょう!

大切なのは自分で考えて、明確な目標を持ち、目標のためにどうやって努力をしてきたのか
ということを伝えることです。

特になにもしていない

まあ確かになにも思いつかないこともあります。
ですが、嘘はいけません。
この場合取りうる手段としては
①正直に伝える
②いまから何か始める
③強引にやってきたことから抽出する

①正直に伝える

これも悪くはありません。現に私は正直に伝えました。
「前職ではなかなか自分の時間が取れずにいた為、思い切ってリフレッシュをしていました。
好きな読書や映画を見たり、旅行に行ったり。思う存分リフレッシュしたので心機一転、これからは仕事に切り替えられます」

あくまでも充実していたということは伝えましょう。
ダラダラと過ごしていたのはダメです。

②いまから何か始める

おそらくこの記事を読んでいる人は面接前か、応募前の方ではないでしょうか。
さすがに明日面接となったら厳しいものもありますが、今から初めても遅くはありません。
・次狙っている業界において資格取得支援の勉強を始める
・業界研究をして他社競合の調査なども行う
・自分のスキルを活かせる単発の仕事をして成果を出す

専門書籍を一冊読んで自分なりにまとめるでもいいです。
とにかく「目的をもって何をやったのか」話せるように準備をしておくこともOKです。

③強引にやってきたことから抽出する

前述の「①正直に伝える」でもいいのですがこれをアレンジすると
「前職ではひとつの会社のなかからの視点でしか物事を見られていませんでした。
今後、新たな挑戦をするにあたり俯瞰的な目で多くの情報に触れたいと思い読書や旅行
映画鑑賞など幅広い経験をしました。人生経験を積むいい機会になりました」

でも良いでしょう。

「自分のなかの課題は、自分の専門領域外の知識が不足していた点です。
一つの職種に長く務めることで専門性を高めてまいりましたが、より視野を広げるためあらゆる経験をするべく空白期間を設けました」

でもいいでしょう。

よくある質問への回答例

「ブランクが長いですがその間何をされていましたか?」

「在職中はまとまった時間が取れなかったので自分のキャリアについて考えることが出来ませんでした。
この期間で情報収集や勉強、自己分析を行い将来の方向性について考えました。
そのうえで○○業界にて○○な経験を活かして○○の仕事をしていきたいと考えております」

→ブランク期間であっても次の仕事のために用意をしていることが伝わる。
かつ会社への志望動機にもつながるのでミスマッチの懸念も晴らせる。

「いぜんから海外での仕事に挑戦したく英語を学びたいと考えており、ワーキングホリデーを利用して海外で働いていました。
英語でのビジネス会話や日常会話を学ぶことが出来たので、今後はよりグローバルに活躍していけると考えております」

→勉強していた目的が明確でスキルを意図的に獲得しているポイントがグッド!

「在職中にはできなかった勉強を行いました。アメリカのWEBマーケティングをオンラインにて受講して新しいスキルを身に着けています。
海外の最先端のトレンドを知ることにより、視野を広げて俯瞰的に考える力も身についております。
この経験を糧に御社での○○業務に活かして更なるキャリアを気付きたいと考えております」

→留学しなくてもオンラインで学べる時代です!

「なぜアルバイトをしていたのですか?」

「自分の見聞を広げるためです。多くの職場での経験を積み職務スキルを高めたいと考えました。
アルバイトながら経営思考を持つことを欠かさずに様々な職場を見てまいりました。
そのなかで各企業の強みや特徴、ノウハウをつかんできたため、今後の仕事につなげていきたいと考えております」

→アルバイトなどの雇用形態のメリットは自分の好きな時間に、複数の職種をかけ持ちが出来ることです。
決して正社員としてでは学べない点もあります。それぞれの雇用形態のメリットを把握してアピールしましょう

「自分自身で学ぶ時間が欲しかったからです。業務委託契約として単発の仕事を獲得していく事も経験となりましたが、
空いた時間でビジネス書を読んだり、自身でコンテンツを作成したりなど自走してまいりました。
自分自身で仕事を勝ち取ることで経営者視点が養われ、売り上げ数字に関してコミットする姿勢を学ぶことが出来ました」

→自分自身で事業を行うことには経営者としての視点が欠かせません。どうやったら仕事が取れるのか、その仕事はいくらで受注することが妥当なのか、
自分を売りに出すということは一つの立派な経験です。

「前職はなぜ退職したのですか?」

「前職では○○という経験をしてまいりました。この経験を活かして更なるキャリアアップがしたいと思い転職を決意しております。」
→退職理由が漠然としていると何も考えずに逃げてきた印象を持たれます。計画性が無いのではなくやりたいことがあるため転職しようと思ったと伝えることが大切です

「自己管理が行き届かず体調を崩してしまいました。また、以前より○○を勉強したいという気持ちが強く転職を決意しました。
今現在は体調は回復しており、担当医からもお墨付きを頂いているため今後の業務への支障はありません」

→体調不良による退職の場合は今は問題ないということも大切です!

空白期間に何もしていなくても大丈夫!

前述の面接対策で「何もしていない」の項でもあったように今からでも遅くはありません。
何年も連続して働き続けるなんて大変ですよね。
ずっと成長!成長!キャリアキャリア!将来!
なんてばっかりじゃ疲れてしまいます。
キャリアアップなんてしたくない! そんな貴方は決して少数派ではありません。

ビジネスの未来――エコノミーにヒューマニティを取り戻す」によるとすでに資本主義は限界にあり
継続して成長していく事が困難な世の中に突入しています。
将来のために今を捨てるのではなく、今を楽しむことも大切です!

でも現実的にいつまでも好きなことばかりをやっていられない、、、
いざ転職しようと思った時に使える裏技をご紹介します!

これからできるアリバイ作り

①業務委託で実績を作る
②資格取得
③プログラミングを学ぶ
④ボランティアをする

①業務委託で実績を作る

いまやクラウドワークスランサーズといった多くのクラウドソーシングサイトがあります。
ご自身のスキルが売れる時代です。
しかし、供給が多くなりクラウドソーシング一本当たりの単価は低いものが多いです。
それ一本で食っていくにはちょっと厳しい世界です。

ですが、逆に給料を望まなければ多くの仕事があふれています。
そのなかで実績を作る。結果を出す。
これは短期間で可能です。是非、応募して初めて見てください。

②資格取得

これに関してはすぐには難しいでしょう。
しかし中には2週間程度の勉強時間で取得可能な資格もあります。

その資格自体には価値はあまりありませんが、実際に次の仕事に役立つ資格であればアピールになるでしょう。
また、離職期間中に合格しなくても就職してから合格を狙うことも可能です。

まずは勉強を始めることが大切です。

③プログラミングを学ぶ

プログラミング言語は非常に数多くあり、少し勉強したからと言って何かを開発できるわけではありません。
しかしプログラミングの基礎を学ぶのであればオンライン上の教材や参考書を使って充分可能です。
プログラミングが出来なくても学べることはたくさんあります。

まずプログラミング思考です。
これからは「どの仕事をコンピューターに任せるか」という思考がとても大切になります。
また機械は論理的に正確に正しく伝えないということを聞きません。
論理的に正しく考えられる思考が養われます。
そのようなプログラミングで養われるプログラミング思考は、
ビジネスでも私生活でも非常に役に立つスキルです。

またパソコンがどのように動いているのか、システムを理解することでアイディアの幅が広がります。
自分でプログラムが出来なくてもパソコンに何ができるか、出来ないのかを知っていることで
思考の幅が広がることでしょう。

④ボランティアをする

プロボノをすることで、さまざまな経験や人脈を広げることが可能です。
プロボノとは各分野の専門家が、職業上持っている知識やスキルを無償提供して社会貢献するボランティアです。
そこには高いスキルを持っている人たちが大勢います

普段関わらない人たちと一緒に仕事をすることで経験を詰めるでしょう。
なかにはしっかりと成果としてアピールが出来る体験もあります。
是非試してみてはいかがでしょうか?

面接対策は徹底的に

どんな理由があれ、上手く伝えられなければ意味がありません
どんなスキルを積んだとしても、役に立たないスキルであれば意味がありません。
そのため企業研究や面接対策を徹底的に行うことは欠かせないでしょう。

ともすると「今まで沢山受けてきた会社の一つ」と認識されてしまいます。
一社一社に対して面接対策を行い準備をしていきましょう!

空白期間が長いのに何も準備されていないと思われるとお見送りです。

まとめ

日本でもリカレント教育が広がればもっと離職期間に対する認識が緩和されるでしょう。
が、実際問題現在の日本では離職期間は良しとされません。

しかし面接官も心のどこかに仕事外のことを学びたい、経験したいという思いはあるはずです。
しっかり伝えれば必ず伝わります。
論理的に納得ができるような説明を面接前に用意することでブランクは強みに変換することが出来るのです。

面接対策に困ったら是非ご相談ください。

この記事の監修者

監修者画像

キャリアコンサルタント

兵庫 直樹

国家資格キャリアコンサルタント。大手外資系ホテル勤務を経て、15年に亘り、マネジメント業務に従事。 その中で人材関連に興味を持ち、キャリアコンサルタントを取得し人材業界へ。その後、持ち前のコミュニケーション能力と資格を生かし、ハローワークにて就業支援に従事してきた異例の経歴!

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