飲食業は底辺なのか?5個の理由に全力で反論。頑張れ飲食!

飲食
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Q. 飲食業は底辺?

A.
いえ、断じて違います!

「飲食業は底辺」

「何で飲食なんかやってんの?」

「そんなブラック業界やめろよ」

「誰にでもできる仕事でしょ?」

「しょせんは水商売」

いやいや!ちょっと待てい!

こんなにたくさんの飲食店があって、皆が必要としている職業がなぜ底辺と呼ばれる!

わたしの大好きな飲食業界。育ててくれた飲食業界。

そんな飲食業界がなくなったらきっと一番困るのは、底辺呼ばわりしているお金持ちの方々ではないでしょうか!?

飲食業界で働くことに誇りを持とう!

  1. なぜ飲食は底辺といわれるのか
  2. 飲食は底辺ではない!
  3. こんなにも素晴らしい飲食業

1,なぜ飲食は底辺といわれるのか

私も飲食に就職したときは言われたものです、、、

「何で大学卒業してまでうどん運んでるの?」

「バイトみたい、、、わら」

確かに、一時は何で飲食何だろうとか、やっていることバイトみたい

と思ったことは有ります。

そもそも何で飲食はこんな扱いを受けるのでしょうか?

①資格・学歴が関係ないから

おっしゃる通り!

調理師免許を持っていない料理人なんて多くいるし、中卒の方もいるでしょう。

学歴・資格が無ければ底辺なのか?学歴・資格の代わりに調理スキルや接客スキルでは不十分なのか?

年中求人を出している

資格・学歴も関係なく、来るもの拒まずな飲食店も確かにあります。

飲食業界は人で不足というのも事実です。

2019年の調査によると飲食業界で人手不足と答えた奇病は80%以上

全業界の中でも5位

https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p190207.html

参考 帝国データバンク

人手不足は否めませんね。

ただそれだけ多くの飲食店があってみんなに必要とされているのでは?

給料が低い・長時間労働

給料は業界の中で123/145 

参照 総務省統計局

https://www.stat.go.jp/data/e-census/2019/index.html

ランチ営業を行っている店舗であれば一日12時間働くこともあるでしょう。

金土日祝日に休めないことも多く、連休もとりづらい。

確かに。多くの飲食店ではまだまだ労働環境が整っておりません。

私も、当たり前のように12時間拘束の毎日を送っておりました。

給料が低いのが底辺といってしまえばそれまででしょう。

労働時間が長かったら底辺であればおっしゃる通り。

仕事内容はバイトと変わらない・水商売

毎日の業務で一番大切なのは当たり前ですが、接客・調理です。

飲食店でアルバイトしている方も社員も基本は同じ業務を行っています。

そして「水商売」(お客様の入りが人気によって左右される不安定な商売)

と言われても仕方ないかもしれません。

ただ、毎日お客様に喜んでもらう必要がある・人気出るように工夫しなければいけない

他の仕事とどこが違うのでしょうか?

水商売は底辺なのでしょうか?

日々、水商売を成り立たそうと創意工夫をするのが社員の仕事です。

⑤パワハラ横行・人としての質が悪い

確かに暴力は今でもよく聞きますし、一癖も二癖もある方は他の業界よりも多いかもしれません。

学歴に関係しているでしょうか?他に行くところが無い人来ているからでしょうか?

飲食業界は常識を知らない人もいます。

店舗や価格・お客様の層にもよりますが、飲食以外の知識が乏しい方もいらっしゃる。

知識がないことは底辺なのでしょうか?

2.飲食は底辺ではない!

そもそも何を底辺とするのか、職業に上・下はあるのかという問題もあります。

私が考える最底辺は人の役に立たない犯罪がらみの仕事。

誰かに必要とされているから給料が出せるのであって、そこに上も下も無いと考えています。

ただ、自分で自分の仕事が底辺だと感じている方はいらっしゃるかと思います。

「好きで選んだわけではない!それしか仕事がないから仕方なく。」

そうゆう方の仕事こそなくてはならない仕事なことが大半ですが。

さて本題です!

①資格・学歴が関係ないから

→資格や学歴のように履歴書に書けることが全てであればおっしゃる通り!

ただ、履歴書に書けることって本当に少ないですよね。

中卒で仕事を始めた方は他の人より社会人経験は一歩先を行っています。

あるコンサルタントの方もおっしゃっておりましたが、

「中卒の人の方が行動力があって起業に成功することがおおい」

そして、それだけ実務を積んできたのです!

卵焼きやオムレツ一つを完ぺきに作るのにどれだけの修行を必要とするか。

お客様に2回目お店に来てもらうのがどれだけ大変か。

卵焼き作るのがうまくても資格は取れませんが、、、

②年中求人を出している

→確かに!人手不足の業界の一つです。

人手不足=底辺でしょうか?

宿泊・飲食業で働く人は全国で500万人以上。全体の9パーセントに当たります。

参照 経済センサス

https://www.e-stat.go.jp/statistics/00200552

それでも人が足りない!

労働集約的な仕事ではありますが、それだけ飲食店への需要が高いからでもあります。

利益が上がらなければもちろん事業継続はできません。

飲食店はなくなっても死にはしないですよね?

にもかかわらずここまで必要とされている。

それってすごくないですか?

③給料が低い・長時間労働

→業界の平均をとったら確かに給料水準は低く・長時間労働でしょう。

ただ多くの飲食店ではすでに改善されているのです!

ディナー営業のみで週休2日、初任給は最低でも25万スタートの会社もあります。

福利厚生が抜群に整っている会社もあります。

頑張れば売り上げをインセンティブとして還元してくれる企業もあります。

もちろんまだまだ、環境が改善されていないところも多くあります。

その人達はなぜ、他の労働環境の整っている会社に転職しないのか。

  • 知らないから?
  • 今のお店が好きだから?

知らないからは一つの問題だと思っています。

私も飲食の時は他の飲食店の労働環境など知らず飲食はキツイものだと思っていました。

ただ、知っていたら転職したでしょうか?

全員がそうだとは思いません。

飲食業界は転職が比較的多い業界です。

労働環境が良くないからという理由もありますが、

他の料理を学びたい・サービスをもう1段高めたい。もっとキャリアを積みたい。

どこの業界でも言えることですが、飲食はとにかくスキルに貪欲です。

長時間労働が良いとは言いませんが、そこまでして飲食で働きたい人を応援したいです。

④仕事内容はバイトと変わらない・水商売

→確かに!ただ水商売って面白いですよ?

安定していることが全てでしょうか?

そんな仕事は私個人的には面白いと思いません!わら

飲食って若いうちから比較的裁量権が持てるんです。

自分の力量次第で人気を出すこともできる。

ひとりの接客一つ・集客一つがこんなにもダイレクトに売り上げに直結する仕事があるでしょうか。

食べログ3.5時代 美味しいだけで生き残れる業界ではないんです。

⑤パワハラ横行・人としての質が悪い

→人としての質とは?

ここで認めなければいけないことは、飲食業界で働く人すべて正当化するわけではないということです。

接客のひどい人も確かにいます。適当な料理を平気で出す人もいます。

やらされ仕事をしている人もいる。

飲食はある程度までいけば、自分一人が努力をしなくても勝手にお客さんが来てくれる。

そこは営業職とは違いますね。

店の名前でお客さんを呼べるから適当な人も一定数はいるでしょう。

そのような方が自分の仕事を底辺と呼ぶのであれば、そうなのかもしれません。

飲食が人としての質が悪いといわれるのはやる気のない店員が目立つからです。

IT企業でやる気のない人がいても外からはわからない。

営業職であればお客様の前に出さないかもしれません。

暴力に関しては否めません。よくない風習だと思っています。

人手不足でやる気がない人でも雇い続けなければいけない。

やる気のない人の上に常に監督者を置いておくことが出来ない。

目立つだけで飲食で働いている方のごくごく一部だと思ってください。

3,こんなにも素晴らしい飲食業

さて、私は飲食業が大好きです。

「1000円でここまで人を感動させることが出来る業種は有るでしょうか?」

感動するラーメンに出会ったことがある人はわかると思います。

一杯1000円のラーメンを食べるために行列を作る。

また、当たり前のように美味しい料理を食べられるのってすごいと思います。

吉野家や松屋があの味をあの価格で出せるのは、企業努力のたまものです。

私の前職の人材紹介業はいわゆる営業職です。

求職者を紹介する代わりに企業様から紹介料を頂戴する。

Win-Winの関係です。どれだけ頑張ってもWin-Win

飲食はどうでしょうか?

「記念日にケーキにチョコでメッセージを書いてもらったことありませんか?」

そのチョコペンの金額の原価や人件費なんてたかが知れていますが、与えられる感動とは比較にならないですよね。

飲食時代、店長に内緒で勝手にカウントダウンイベントを行い、お客様にシャンパンを振舞ったことがあります。

店長には怒られましたが、褒められもしました。

その時のお客様の顔や喜びはたかがシャンパンの金額をはるかに凌駕します。

高級店に行ったらなおさらです。サービスや料理すべてにおいてもこだわり抜いた空間が他にあるでしょうか。

思い出を作るのもやはり飲食店です。

あなたはコロナが落ち着いたら大切な人とどこに行きますか?

きっとそこには飲食店が重要な役割を占めるのではないでしょうか?

飲食で働いて飲食へ転職を希望している方を何人も見てきました。

話を聞くと労働環境や上司のパワハラ課題はまだまだ多くあると思います。

ただ、本当にピュアでお客様に美味しい料理を届ける、喜んでもらうことが好きで飲食は続けていきたい。

という方がなんと多いことか。

確かに労働環境整っていない・給料安いなど大変な仕事です。

それでも飲食を選んで飲食をやりたいと思う人は果たして底辺と言えるのか?

他のどんな職業でも素晴らしい一面はあるでしょう。

飲食が好きで飲食をやっている人

底辺なんだと思わないでください!

最後までありがとうございます!

飲食業界を応援するため、オンラインサロンの運営を行っております。是非、ご連絡お待ちしております!

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この記事の監修者

監修者画像

キャリアコンサルタント

兵庫 直樹

国家資格キャリアコンサルタント。大手外資系ホテル勤務を経て、15年に亘り、マネジメント業務に従事。 その中で人材関連に興味を持ち、キャリアコンサルタントを取得し人材業界へ。その後、持ち前のコミュニケーション能力と資格を生かし、ハローワークにて就業支援に従事してきた異例の経歴!

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