未経験でもエンジニアに転職したい!でも何からやったらいいの?超初心者向け講座!
今、エンジニアという職業が注目を集めています。
「でも、エンジニアなんて難しそう」「プログラミングの経験なんて全くない」という人も多いのではないでしょうか?
実は、エンジニアは未経験からでも目指せる職業です!
この記事では、エンジニアの中でも特に大きな分岐点であるインフラエンジニアと開発エンジニアの違いをわかりやすく解説し、自分に合った道を選ぶためのヒントを伝えます。
エンジニアの仕事は小学生でもできる簡単なところから始められます。 まずは「どんな仕事なのか」「どう始めればいいのか」を一緒に見ていきましょう!
目次
1.エンジニアの2つの道:インフラエンジニアと開発エンジニア
エンジニアと一言で言っても、実はたくさんの種類があります。
その中でも、未経験から始めやすく、多くの企業で必要とされているのがインフラエンジニアと開発エンジニアです。
1-1.インフラエンジニアって?
インフラエンジニアは、システムやサービスが正常に動き続けるための土台を作る役割を持っています
。
Point①:インフラエンジニアの業務内容は?
- サーバーやネットワークの構築・管理同様
Webサイトがどこでも24時間止まらずに動いているのは、インフラエンジニアのおかげです。 - トラブル対応(障害対応)
万が一、サーバーが落ちたり、ネットワークが遅くなったりした場合に限り対応します。 - クラウドサービスの管理
最近では、Amazon Web Services(通販サイトAmazonのサービス)やMicrosoft Azureなどのクラウドサービスを使うことが増えています。
インフラエンジニアは「縁の下の力持ち」です。 普段は目立たない仕事ですが、存在しないとシステムが成り立ちません。
1-2.開発エンジニアって?
開発エンジニアは、アプリやWebサイトなど、「見える部分」を作る仕事をしています。
Point②:開発エンジニアの業務内容は?
- 皆が使うようなアプリケーション
使っているLINEやInstagramのようなアプリも、開発エンジニアが作っています。 - Webサイトの制作ショッピングサイト
やブログサイトなど、目に見える部分をデザインして動きます。 - ゲームの開発
ゲームキャラクターが動く仕組みやスコアの計算をプログラミングします。
開発エンジニアは「クリエイティブ」な要素が強く、自分の作ったものがユーザーに直接届くのがやりがいです。
1-3.インフラエンジニアと開発エンジニアの違いまとめ
特徴 | インフラエンジニア | 開発エンジニア |
主な仕事 | サーバーやネットワークの管理 | アプリやWebサイトの作成 |
作業範囲 | 見えない部分の管理 | ユーザーに見える部分を作る |
必要なスキル | ネットワークやOS(Linux)の基礎知識 | プログラミング(PythonやJavaなど) |
やりがい | システムを安定して動かす | 作ったものが使われる |
向いている人 | コツコツ作業が好き、トラブル解決に興味がある人 | ものづくりが好き、自分のアイデアを形にしたい人 |
2.インフラエンジニアを目指すには?
「インフラエンジニア」というと難しそうに感じるかもしれませんが、未経験からでも一歩一歩進んで確実にスキルを身につけることができます。
2-1まずはここから:ITパスポートの学習
インフラエンジニアに挑戦してみたい!でも何から手をつけたらいいか分からない!
そんな方はまずITパスポートの学習をしてみましょう!
ITパスポートとは、ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべきITに関する基礎的な知識が証明できる国家資格です。
国家資格といってもその合格率は50%以上あり、難しいものではないので、最近では学生の内に取得している方多くいらっしゃいます。
2-2. 無料で学べるおすすめ教材
インフラエンジニアの基本を学ぶには、オンラインの無料教材を活用するのが便利です。
Point③:どんな勉強から始めればいいの?
- ITパスポート「ネットワークの基礎」YouTube講座
動画で図解を見ながら読めるので分かりやすいです。
検索するとたくさんの解説動画が出てきます。
「いちばんやさしいITパスポート」
https://www.youtube.com/@itpassport
- IT試験学習サイト「Ping-t」
スマホやPCでいつでも学習できる事が魅力の試験学習サイト!
初心者にも分かりやすく解説している為、どんな事を勉強するか分からない方は要チェック。
2-3. 次のステップに進むには
基礎を学び終わったら、次のステップとして資格取得や実践的なプロジェクトに挑戦するのがおすすめです。
- 資格を取る
- ITパスポート:IT全般の基礎知識を確認できる資格
- CCNA:ネットワークの基礎知識を証明する資格
- 実践的な練習をする
自分で構築した仮想サーバーを公開して、簡単なWebサービスを運営してみるのもスキルアップに役立ちます。
3.開発エンジニアを目指すには?
開発エンジニアは、アプリやWebサイト、ゲームなど、私たちが「見える部分」に直接触れるエンジニアです。
そのため、プログラミング言語を使って「ものを作る力」が求められます。
目指すために未経験者がどのように始めたらいいかを解説します。
3-1.プログラミングを学ぶ前に知っておきたいこと
プログラミングを始めるのに、特別な才能や経験は必要ありません。
- 目標を明確にする
「アプリケーションを作りたい」「カジュアルなWebサイトをデザインしたい」など、自分が何を作りたいのかを決めると学びやすくなります。 - 知らないことがあっても焦らない
初心者は必ず知らないことに出会います。エラーが出るのも当然です。そんなときはインターネットで調べたり、質問できるコミュニティを活用しましょう。
3-2. おすすめのプログラミング言語
初心者向けに学びやすく、実際に使えるプログラミング言語をいくつか紹介します。
Point④:どんな言語を学習すればいいの?
①【Python(パイソン)】
特徴:シンプルで分かりやすい文法。AIシステムやデータ分析でも使用される人気言語。
②【HTML/CSS】
特徴:Webサイトを作るための基本。HTMLはWebページの構造、CSSはデザインを担当します。
3-3. 無料で学べるおすすめ教材
プログラミングは、無料で学べる教材が非常に豊富です。以下のサイトやツールを活用しましょう。
Point⑤:魅力的な無料教材をチェック!
- Progate(プロゲート)
プログラミング初心者向けの入門サイト。PythonやHTML/CSSをわかりやすく解説します。
- ドットインストール
3分程度の短い動画で学べる日本語のプログラミング学習サイト。
- Googleが提供する無料学習リソース
「Googleデジタルワークショップ」では初心者向けのプログラミング講座が用意されています。
https://skillshop.exceedlms.com/student/catalog/list?category_ids=7887&locale=ja
開発エンジニアは、自分が作ったものが直接ユーザーに使われるという大きなやりがいがあります。最初は簡単なものから、少しずつスキルを磨いていきましょう!
次の章では、インフラエンジニアと開発エンジニアのキャリアの広がりについてお話します。
4.インフラエンジニア・開発エンジニアの進むべき道は?
インフラエンジニアと開発エンジニアはどちらも必要が高い分野で、技術を磨けばキャリアを広げる可能性が無限に広がります。ここでは、それぞれのエンジニアがどのように成長し、どんな未来があるのかを具体的に紹介します。
4-1.インフラエンジニアのキャリアパス
インフラエンジニアは、主に「システムの裏側を支える仕事」からスタートしますが、スキルを高めることで次のような分野に進むことができます。
Point⑥:インフラエンジニアのキャリアの選択肢
- クラウドエンジニア
- 仕事内容: クラウドサービス(AWS、Azure、Google Cloudなど)を使ってシステムを構築・管理します。
- 必要な理由:多くの企業がクラウドへの移行を進めており、高い技術力が求められています。
- 目指すためのポイント:AWS認定資格(通販サイトを運営するAmazonのシステム資格)などを取得すると有利です。
- セキュリティエンジニア
- 仕事内容: サイバー攻撃や情報漏えいからシステムを守るエンジニア。
- 必要な理由:企業のデータを守る役割が年々重要になっています。
- 目指すためのポイント:セキュリティの基礎を学び、資格(CompTIA Security+など)を取得します。
- ネットワークエンジニアの専門家
- 仕事内容:企業のネットワーク構築や最適化を行う仕事。
- 必要な理由:インターネット通信の高速化や大規模ネットワーク構築のニーズが高い。
- 目指すためのポイント:CCNAやCCNPなどの資格が有利です。
4-2.開発エンジニアのキャリアパス
開発エンジニアは、「プログラムを書く仕事」からスタートしますが、経験を積むことで次のような分野に進むことができます。開発エンジニアのキャリアパス
Point⑦:開発エンジニアのキャリアの選択肢
- フルエンジニア
- 内容:アプリケーションの「フロントエンド(見える部分)」から「バックエンド(裏側の仕組み)」、さらにインフラの管理まで全てをこなせるエンジニア。
- 必要な理由:幅広いスキルを持つため、スタートアップ企業やプロジェクトリーダーとして優遇されます。
- 目指すためのポイント:フロントエンド(JavaScript、Reactなど)とバックエンド(Python、Node.jsなど)の両方を学びます。
- AIエンジニア(機械学習エンジニア)
- 仕事内容:AIや機械学習を活用して、データ分析や自動化システムを作るエンジニア。
- 必要な理由:AIは今後も急速な成長が見込まれる分野。
- 目指すためのポイント:Pythonと機械学習ライブラリ(TensorFlow、PyTorchなど)を学びます。
- ゲームエンジニア
- 仕事内容:ゲームの動作やデザインをプログラムするエンジニア。
- 必要な理由:モバイルゲームやVRゲーム市場が拡大中。
- 目指すためのポイント:UnityやUnreal Engineなどのゲームエンジンを使いこなす。
4-3.インフラと開発、垣根を超える働き方
では、インフラエンジニアと開発エンジニアのスキルを交えた「DevOpsエンジニア」や「SRE(サイト信頼性エンジニア)」といった新しい役割の職が注目されています。
- DevOpsエンジニア
- 業務内容:開発と運用を連携させ、効率的にシステムを構築・管理する。
- 求められるスキル:クラウド技術、プログラミング、CI/CD(自動化)の知識。
- SRE(サイト信頼性エンジニア)
- 仕事内容:開発と運用の継続から、システムを安定して運用することに特化したエンジニア。
- 求められるスキル:プログラミングとインフラの知識を両立させる。
5.エンジニアとしての働き方の選択肢
エンジニアは技術を磨けば、さまざまな働き方が選べます。
- 企業で働く
安定した環境でスキルを学ぶことができ、未経験者にもおすすめです。 - フリーランスとして働く
経験を積んだ後は、自由な働き方を選ぶことができます。リモートワークや海外案件も可能です。 - 起業やプロダクト開発
サービスやアプリを作って起業する道もあります。
インフラエンジニアも開発エンジニアも、スキルを磨けばキャリアは無限に広がります。 まずはどちらに進むか決めて、小さな目標を達成しながら次のステップに進みましょう!
6.まとめ:エンジニアへの第一歩を踏み出そう
エンジニアは、私たちの生活を支える技術を持った、システムを動かす重要な職業です。 そして、その中でもインフラエンジニアと開発エンジニアは異なる役割を担いつつ、互いに助け合いながら仕事をしています。
Point⑧:この記事で学んだ事
- エンジニアとはどんな職業か
- 開発エンジニアは、目に見えるものを作るアプリクリエイターや、Webサービスを作る「ものづくりのプロ」。
- インフラエンジニアは、それを裏で支える「縁の下の力持ち」。
- 学習の始め方
- インフラエンジニア:ネットワークの基本を学ぶ。仮想環境やクラウドサービスを活用してスキルを磨く。
- 開発エンジニア:PythonやHTML/CSSなどのプログラミング言語を学び、簡単なアプリやWebページを作り始めます。
- エンジニアとしてのキャリアの広がり
- クラウド、AI、ゲームなどの多様な分野でスキルを活かせます。
- フリーランスや起業といった自由な働き方も選びます。
これから始めるあなたへ
エンジニアは専門知識が必要な職業ですが、未経験からでも始めることができます。
最初は小さなステップでも、続けることで確実にスキルが身についていきます。
- 小さな目標を立てる
- たとえば、HTMLで自分の名前を表示させるWebページを作ります。
- 無料の教材を活用する
- プロゲートやドットインストールを使って、楽しみながら基礎を学びましょう。
- 続けることを意識する
- 毎日10分でも学ぶ習慣をつけることが、未来の自分を作ります。
エンジニアは未来の可能性を広げてくれる職業です。技術を身に付ければ、世界中で活躍するチャンスもあります。 まずはこの記事で学んだことを相談して一歩踏み出しましょう!
「最初の1行のコードを書く」その瞬間から、あなたのエンジニアとしての物語が始まります。応援しています!
この記事の監修者
キャリアコンサルタント
免田渉
携帯販売員を3年、その後リクルートにてホットペッパーグルメのライティング、マーケティングを3年経験。現在はこれまでの自分自身のキャリア思考を活かし、国家キャリアコンサルタントとして従事。